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個人事業・フリーランス向け インボイス制度【超かんたん】むずかしい言葉は全て捨ててザックリ解説

インボイス制度を耳にしたことはありますか?

世間ではインボイス制度は個人事業・フリーランスを狙い撃ちした法案

なんて言われていますが

実際調べても、難しい単語が多くてよくわからないですよね

ここではインボイス制度について、すっっごくザックリ簡単に解説します

要するに、どうすればいいの?

どんな不利益があるの?

こんな悩みを解決できる記事となっております

結論 インボイス制度はどんな個人事業者・フリーランスの収入に関係するか?

  • 課税売上1,000万未満の免税事業者の個人事業主・フリーランス
  • 企業から仕事をもらっている個人事業主・フリーランス

この2点があてはまると収入に影響します

前提として、この記事では細かい数字や難しい言葉はなるべく省いてます

大まかに『こんな制度だよ』とイメージできるようになっていますので

細かな数字や法律が気になる方は、他のサイト様で情報を得るか税理士に聞いてください

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インボイス制度とはどんな制度?超かんたん解説

ここではインボイス制度とはについて解説します

インボイス制度とは

制度登録業者に企業番号を発行して、その番号が入った請求書でないと消費税における処理で仕入税額控除が受けれなくなる制度

(ここだけ難しくてすみません)

インボイス制度は消費税に関係する制度!実際の『顧客の消費税処理について』かんたん解説

インボイス制度を知る上で消費税の処理の仕方を理解する必要があります

消費税の処理は通常

①もらった消費税ー②支払った消費税=③納税する消費税

先ほどの仕入税額控除は、ここの②支払った消費税です

実際の例にあてはめると

(小売業者=顧客企業 製造業者=フリーランスとして)

小売業者が消費者に100円(税抜)のパンを売ったとして、

①もらった消費税は10円になります

そのパンは小売業者が製造業者から80円(税抜)で仕入れたとしたら

支払った消費税は8円になります

よって小売業者が③納税する消費税は①10円ー②8円=③2円となります

しかし、インボイス制度後小売業者はパンの製造業者が免税事業者だった場合

②支払った消費税8円が仕入額控除とはならないため

①10円(もらった消費税)ー②0円(支払った消費税)=③10円を納税しないといけなくなります

小売業者

実際には支払ってるのに、仕入控除にならないから

2重で消費税払ってるようなものだよ

小売業者としては、制度後に免税事業者と取引をすると

従来なら 2円の納税で済んでたものが、10円の納税となるので

その分の費用がかさんでしまうことになる

今後、企業は免税事業者との取引を嫌がる可能性があると言われています

インボイス制度なぜ反対されているの?かんたん解説

インボイス制度がはじまると

個人事業主・フリーランスは従来の顧客と取引を継続するためには、インボイス制度を登録する必要がある

インボイス制度を登録したら、免税事業者ではなくなる

免税事業者でなくなったら、今まで納めなくて良かった消費税を納めないといけなくなる

実際の手残りが減ってしまう、だから個人事業やフリーランス潰しと声が上がっている

もっとくわしく知りた方はこちらの動画がおすすめです!!

オタク会計士ch【山田真哉】さんの動画になります

とてもわかりやすく楽しく学べます

企業から仕事をもらってない場合の個人事業主やフリーランスには関係ない?

居酒屋のイラスト

前述した通り、個人事業やフリーランスには、手残りが減るかもしれないツラい制度ですが

全部の個人事業・フリーランスに関係する訳ではありません

個人の消費者を対象にしている個人事業やフリーランスには関係ありません

(企業からの仕事をしていない場合)

なんとなく周りに流されてインボイス登録してしまうと

せっかくの免税を受けられなくなるのでご注意ください

インボイス制度 実際関係する個人事業主やフリーランスは?逃げ道はないの?

辛そうに納税する人のイラスト(男性)

ここでは、実際にインボイス制度が関係してくる個人事業主やフリーランスの方のおさらいをします

実際関係する個人事業主・フリーランスは?

インボイス制度が導入されると不利益が発生する可能性がある人は

  • 今まで売上1,000万未満の免税事業者
  • 企業から仕事をもらっている人

この2点が当てはまる人は、何らかの対策が必要となります

インボイス制度 登録しなかった場合・した場合 どちらもデメリットがある

インボイスを登録しなかった場合

  • 従来通りの企業との取引を継続する場合は、消費税分の値下げを要求される可能性がある
  • 企業の方針によってはインボイス登録業者以外との取引を断る可能性がある

インボイスを登録した場合

  • 売上が1,000万未満の免税業者であっても消費税を納税する義務が発生する
  • 従来の請求金額のままだと消費税分10%手残りが減る(経費や仕入にかかる消費税は考慮していないのでザックリと)

個人事業・フリーランスに逃げ道はないの?

いきなり手残りが10%減るなんてヒドイ

何か逃げ道ないの?

そう感じるのも無理はありませんが、大きな対策や逃げ道はありません

唯一の方法としては、

インボイスを登録した場合、従来の手残りを維持させるには

商品やサービスを値上げするしかありません

ですが、値上げに応じてくれるかは取引先次第なので

今までの付き合いや、取引先の裁量によるところが大きいです

インボイス制度はいつから?申請期間は?

国税庁 インボイスQ &A 引用
  • インボイス制度の開始は令和5年10月1日から
  • 申請は令和5年3月31日まで(それ以降は10月1日からには間に合わない)

詳しい申請方法などは国税庁が発行しているリーフレットがわかりやすいです

インボイス制度が始まると増える経理業務

■

インボイス制度が始まると経理業務が増えます

具体的には

  • 請求書の確認業務(相手が的確事業者か国税庁のHPに入り番号の確認)
  • 猶予期間中の仕分け業務(80% 50%)

今まで、免税事業者だった場合には必要なかった業務が増えてきます

まとめ

いかがでしたでしょうか?

インボイス制度が始まることで不利益が生じる

個人事業主・フリーランスの方がいるかもしれませんが

事業をやめるわけにはいかないですよね?

ぼく個人的には法律に声を上げる前に

どう転んでもいいように学んで行動する事が重要と考えております

消費税分の売上回復をどのようにするか?

サービス単価を見直す・経費を見直す など

経営者の腕の見せ所です

この記事が少しでも皆様のフックになれば幸いです

以上 おわり