仕事

見逃すな!!辞める部下にある[10の前兆]ショックを受ける前に上司がとるべき行動と責任

今回のテーマは部下の「退職」についてです

経営者や上司からすると、部下の退職はショックが大きいですよね。。。

心をえぐられる様な、そんな感覚です

ぼくも、部下の退職で何度後悔したか、自分の行動は正しかったか?

悩み苦しんだ経験があります

この記事では、この様な悩みを抱えている方必見です

部下がいきなりの退職もっと早く気がついていたら止めれたかもしれない

大切な部下を退職させないために何をすればいいか分からない

部下の退職を考えている前兆を見過ごさない・退職に繋がる不安を防ぐためのポイントを解説しています

ぼくが10年の経営経験を通して学んできた内容です

参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでください

結論部下の退職を見過ごさないためにする事

  1. 退職までの4段階①不安→②不満→③会社批判→④退職の流れを理解する
  2. 退職のきっかけは不安から、不安の芽を刈り取ることが重要
  3. 退職の前兆は必ずある、小さな変化を見過ごさない
  4. 部下の不満を察知したら、段階を分けてアプローチをすることが重要、会社やチームにとって必要な人材だと伝える
  5. 退職決意をした部下『止めるべき?』辞める理由によるが、必ず1回は止めるべき

退職のキッカケ最初は小さな不安から?不安から退職までの4段階

①不安→②不満→③会社批判→④退職

退職する部下の多くがこの4段階を必ず進みます

①言語化できない不安

潜在的な不安です

部下も何が嫌か?を言語化できていないが

何か引っかかってる状態です

不安は社内のルールや評価が明文化できていない曖昧な状態だと起こりやすです

たとえば

  • 人事評価の項目が公表されていない
  • 自分の仕事の範囲が決まっていない

この様な状態の時に不安は発生します

②積もった不安が不満に変わる

先ほどの不安が解消されずに心の中で蓄積されると

不安は不満に変わります

ここでは、はっきりと何が嫌か言語化できる状態になっていますが

不満(何が嫌か)を取り除くだけでは解決しません

根本の原因、不安を取り除かなければ、また不満は発生します

③不満が口から溢れ出した時、会社批判に繋がる

不満が心の中で留まらなくなった時、口から溢れ出した時に

会社批判になります

1人の会社批判はチームに伝染し、チームの雰囲気も悪くなります

また、会社批判を言ってしまった本人のモチュベーションも当然どんどん下がってしまい

チームから孤立する、仕事が適当になっていくなどの現象がおきます

④自分の居場所がなくなり退職

会社批判を言い続けていると、周囲に人はいなくなります

この状態になると、さらに会社批判は湧いてきます

その結果、主張したい事からズレた会社批判を繰り返すことも多くなり

環境を改善しようが、飲み会を開こうが状況は変わらない

上司からすると、この様な状態になってしまいます

根本の原因は解決されないまま、批判苛立ちが次々と積もっていきます

そうなるとチームからの孤立はさらに進行し、社内で自分の居場所もなくなり

退職へとつながります

上司の責任!?見過ごしてはいけない!退職に繋がる【不安の芽】を刈り取る方法

先ほどご紹介した不安を解消しない限り不満や会社批判は発生します

ここでは、【不安の芽】を刈り取る方法をご紹介します

『視・観・察』日頃から部下を観察する

毎日顔を合わしているけど、そんな小さな変化わからないよ

こう思われる方も多いと思いますが

ただ顔を合わすだけでは分かりません

その人を観察する、その人の性格・態度などに自分が興味を持ち意識をすれば

小さな変化に必ず気が付きます

新一万円札の人、渋沢栄一の言葉を借りるなら

『視・観・察』にあたります

相手を目で視て、心を観て、その人の本質を察する

この3点を意識して部下と接すれば、小さな変化にも必ず気がつけます

小さな変化は『いい変化』と『悪い変化』があります

『いい変化』は評価し、『悪い変化』は【不安の芽】と認識する

その小さな変化を見落とさなければ【不安の芽】を刈り取ることができます

匿名のアンケート・社員満足度調査などを実施する

【不安の芽】を見過ごさない方法として

匿名のアンケートや社員満足度調査を実施するのもオススメです

この時のアンケートはなるべく外部の調査機関が望ましいです

ここで重要なのは、【不安の芽】はまだ部下も言語化できていないのです

文章で問いかけることによって、何が不安か本人に気づいてもらえるのもメリットです

また、匿名にすることにより部下の心理的安全性も守られ回答しやすくなるので

効果的に【不安の芽】を見つけやすい方法です

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まだ間に合う!?辞める部下にある10の前兆

ここでは実際にある10の前兆をご紹介します

  1. 笑顔がなくなる
  2. 休みが増える
  3. 覇気がなくなる
  4. 仕事の手抜きをしだす
  5. 後輩への指導がなくなる
  6. 周りとの雑談がなくなる
  7. 会社の新しい福利厚生などに興味を示さない
  8. 上司との会話が雑になる
  9. 業務中に隠れて電話をしだす
  10. 何を言っても響かなくなる

⑦〜⑩は特に末期の症状です、社員はほぼ退職の決意が固まっています

遅くても①〜⑥の時点で前兆を察知して、対策を練る事が重要となります

中には小さな変化もありますが、小さな変化を見つけれるからこそ退職を防げます

大きな変化の場合は部下の決意も大きくなってくるのでご注意を

部下の不満を察知したら上司がとるべき行動 2ステップ

部下の不安を察知したら上司がとるべき行動としては

2段階に分けて行動してください

ステップ1 同僚からのアプローチ

ステップ1として、不満を持ってる社員の同僚からのアプローチをかけて下さい

理由としては、いきなり上司が出て話をしても

何が悩みか?を聞き出せない可能性があります

同じ目線で働いている人だからこそ、相談できる悩みもあります

この時は、悩みを持っている社員の「ちょっと先輩」に聞いてもらうことがポイントです

理由として

  1. 悩みを聞くことによって、今後の信頼関係ができる
  2. 上司に話すより先輩の方が話しやすい内容もある
  3. 相談を受けた先輩社員も学びがある
  4. 先輩→上司と段階を分ける事により本人も言語化できる

ステップ2 上司からのアプローチ

ステップ1で解決しなかった時は、上司からアプローチをかけて下さい

上司からのアプローチで重要なポイントは

  1. 不満が発生した理由『不安』をつきとめる
  2. 『不安』の解決法を一緒に考える
  3. 考えた解決法は即実践する
  4. 不満を持った部下の会社にとっての必要性を伝える

特に❹はとても重要になります

ぼくは退職の相談を受けたときに、この様にアプローチします

ぼくは、〇〇くんの人柄がすごく好きで

今のチームに無くてはならない存在だと思っているよ

もし〇〇くんが不満に思っていることを教えてくれるなら

改善に取り組むので、もう一度だけ考え直してほしい

この様な会話をします

『あなたは会社にとって必要な人間』と伝える、ここをするだけでも

多くの不安は解消されます

退職決意をした部下『止めるべき?』

ここでは退職の決意を固めた部下『止めるべき?』について解説します

なぜ辞めるか?理由を聞く

すでに決意が固まっていても必ず『退職理由』だけは聞き出して下さい

理由を聞き出すメリット

  • 一人が感じている不満は、他の部下も感じている可能性がある
  • 意外と簡単に取り除ける不満の可能性がある

一度は『引き止めるべき』理由

価値観が大きく違う場合や、ライフステージの変化などの場合以外は

一度は『引き止めるべき』です

理由としては

  • 一回も引き止めない[経営者・上司]だと他の部下に思わせないため
  • 当人も引き止められないとそれはそれで寂しい
  • 引き止めると、考え直す可能性も大いにあるから

以上の理由から、一度は必ず引き止めることをオススメします

まとめ 

部下の退職を見過ごさないためにする事

  1. 退職までの4段階①不安→②不満→③会社批判→④退職の流れを理解する
  2. 退職のきっかけは不安から、不安の芽を刈り取ることが重要
  3. 退職の前兆は必ずある、小さな変化を見過ごさない
  4. 部下の不満を察知したら、段階を分けてアプローチをすることが重要、会社やチームにとって必要な人材だと伝える
  5. 退職決意をした部下『止めるべき?』辞める理由によるが、必ず1回は止めるべき

いかがでしたでしょうか?

現在、どの業界でも人材不足が言われています

【不安の芽】ここを意識すれば、部下の離職は必ず減っていきます

また、人間は感情の生き物です。

モチュベーションが下がる時、気持ちがブレる時は必ずあります

経営者として、上司として一歩先のステージにいる大人として

社員の感情を気に掛けることも重要な業務となってきます

貴重な人材を離さないためにも、部下との信頼をコツコツ積み上げることが,重要となります

最後まで読んでいただきありがとうございました

以上 おわり